今の卓球用具を選ぶ理由と、勝つ確率を上げる私の考え方
自分の卓球用具(ラケットとラバー)に関するこだわりついて書きます。
ちなみに、競技歴23年です。
私なりの考え方が、皆様のお役に立てたらと思います。
(戦績)
●全国高校選抜男子シングルス出場。(県でベスト16)
●全日本学生男子シングルス2回出場
(予選ブロックで、ベスト16〜4の戦績)
〜2022.5.13 現在使用〜
●ラケット:STIGAクリッパーウッド(ヤサカが代理店してた時の)シェイク
●ラバーフォア:VICTAS V15 Extra 黒 MAX
●ラバーバック:VICTAS TRIPLE Extra 赤 2.0
(ラケット)
●使用しているラケットは大学時代に使っていた物で、色々試した結果今の7枚合板に戻りました。
7枚合板は板が硬いもの物が多く、ツッツキやサーブが切りやすいです。
フラット打法の飛距離が出るし、バックのミート打法がナチュラルなナックルになります。
クリッパーウッドは7枚にしては、打球感がマイルドなので、バランスが良いです。
過去にバタフライのSK7も使って、良いと思いました。練習量が確保出来るなら、アバロックスP700も良いです。重い球が出ます。
5枚合板の打球感は好きですが、相手が取りやすい球が出ると思います。Carbon系も、綺麗な球が出やすいです。
(ラバー)
●フォアのラバー:黒が好き。劣化が遅く、長持ちする気がする。
サーブが切れて、スマッシュを打ったときに飛距離が出やすいものを選んでいます。
自分の中で、グルーイングしたスレイバーFXに近い打球感の物を探しています。
●バックのラバー:微粘着が良いです。選ぶメリットは、ツッツキが切れる事、ブロックをした際にナチュラルなナックルが出る事です。
ある程度スイングスピードが早い方は、バックドライブをした時に回転が良くかかります。その反面、ブロックやハーフボレーをした際にナックル気味のボールが出るため、相手が回転の落差を感じる=やりずらい。と思っていただける事が多いです。
扱いは、癖がある方に分類されるので、慣れるまでは自分が難しいのですが、
表の様な球も出て、裏の球も出る一石二鳥さを体感出来るのが、微粘着ラバーです。
強粘着タイプは、ハーフボレーの際に飛距離が出にくい物が多く扱いの難易度が高いので、安定性を考え微粘着かつ、スポンジが硬すぎないラバーを選んでいます。
自分の中でグルーイングした、トリプル21に近い打球感の物を探しています。
あえて厚さが、2.0なのはナックルの出やすさとブロックのやりやすさを考慮。
(プレースタイルとサーブに関して)
●自分のプレースタイル:サーブ特化 両ハンド攻守バランス型(右利)
一般的なタイプでは無いと思っています。現状、練習頻度が2〜3ヶ月に1回出来たら良い方なので、少ない練習量でも勝つ確率が上がる合理的な戦型。(と自分は思っている)
サーブ:配球に1番神経を使っています。組立はアップダウンの巻込サーブ。順横はジャイロショートアップ系サーブをフォアミドル、切れた横下をバックへ長く出す事が多いです。
比率は8:2で巻込サーブが、順横に比べ多いですが、場面によって変えていきます。
順横、逆横 相手がどっちが得意か序盤で見極める事が、終盤のゲームメイクの鍵です。
意外と効くのが、ナックルロングサーブからのブロック待ち。サービスエースが狙える上に、ブロック待ちの2段構え。ラケット角度を狂わせるのにも、効果的です。
フォア前サーブ。序盤で配給し、出す事を相手に意識させるのがポイント。シェイクでフォア前チキータできない人にとっては、レシーブを単純化させ易いです。
【まとめ】
自分の得意分野が、サーブ、バックドライブ、だった為 それが生かす事を自分で考えた末に行き着いた用具です。
自分の調子に左右されにくく、負けないために実践している事は?
●サービスエースを積極的に狙う
・相手の裏をかく、大胆な配給を考える。
●相手にサービスで、優位に立たせない
・サーブが分からなかったら、逆チキータで回転を残して返す。簡単に3球目攻撃、サービスエースにさせない。
●ブロックで試合を組み立てる
・下回転を打たせてから、5球以上はコース取りと緩急でミスを狙います。
●3点差を付ける事を意識する
・点差があれば、精神的な余裕が出てプレーが安定しやすいです。なんとしても先に3点差を付け、優位な立場へ。
自分のやりたいプレイ=勝ち
では無いのが、試合本番です。
基本的には打って気持ちよく、綺麗に勝ちたいのが人間の心理ですが、
(過去に負けた試合は攻めと守りのバランスが、悪い傾向にある)
その裏をかく戦術を密かに組み立ている人が、今の自分のレベルと近い人と対決した時に負けにくいのではないでしょうか。
試合で、自分が思っているより結果が出ないと悩んでいる方は、戦術の一つとしてご参考にしていただくと幸いです。